私の経歴について③-2(大手委託給食時代その2)

どうもこんにちは!今回も私の経歴を細かーくお話していこうと思います!
ざっくり、私の経歴は以下の通りです↓↓
(今日の話題は★にしてます!〇は過去記事をご覧ください!●は今後のお楽しみ♡)

中小企業の委託給食(新卒~2年ちょい)
   大量調理、献立作成、発注業務、食数管理etc…

私立保育園の調理員代替の契約社員(1年ちょい)
   大量調理、離乳食作成、おやつ作成、献立作成、発注業務、給食だより作成etc…

大手委託会社(3年半)
   大量調理、献立作成、発注業務、食数管理、労務管理(責任者業務)etc…

消化器専門病院の病院管理栄養士(3年ちょい)
   患者管理、栄養指導、NST業務(資格はないよ)、他職種研究etc…

併設施設ありのケアミックス病院の管理栄養士(~現在:2年目)
   患者管理、栄養指導、カンファレンス、サマリー作成、学会発表etc…



…とまぁ、割と栄養士・管理栄養士業務の大まかな事はやってきたかなぁと思います。
今日の話題は大手委託給食時代のお話パート2です。

3ヵ所目(約8ヶ月):割と平和な整形外科病院 ~遂に責任者に!~

2ヵ所目に配属されて1年で献立を俯瞰して、縛りの多い献立をいかに良くするかを考える余裕が出来て、自分がやりたい事もほんの少し入れたりするようになったのですが、1年半経過した頃には、科長とのやり取りに限界を感じ始めました。科長の毎回の塩対応に疲弊し始めたんです。(一応お伝えしておきますが、根は良い方です。良くしていただいたエピソードもあります。)
今考えれば、嫌われてはないけど好かれてもないって感じだったと思うんですけど、塩対応され続けた結果、嫌われてるなーと当時は思ってました。なので途中からは、もうやっていけないと判断したら、異動をお願いしようと決めていました。それがちょうど配属されて2年くらいの時期だったんですね。あとは、献立の縛りが多すぎて、ここでの献立作成の成長はこれ以上は難しいと感じたのも大きかったです。これ以上得るものはないなと感じたので、異動をお願いしました。

そんなこんなで異動させてもらった先が、整形外科病院です。食数は約270食/日、職員食はなく、患者食だけです。ここでは週3回、常食の方の選択食が朝昼でありました。まぁ朝はパン食の選択ですが。あとは毎週火曜日が麺の日、木曜が朝パンの日、月1回お弁当の日という感じでしたね。(お弁当の日は行事食に使ってもOKだったので、大体何かの行事の時にしていました。)

ここに配属された理由は、責任者の産休です。その所属先の誰かが責任者になるかと思いきや、私がそのまま責任者として引き継ぐ事になりました。遂に責任者になってしまいました…!!
その事業所の方々が受け入れてくれるか心配でしたが、割と皆さん優しく迎え入れて下さいました。病院直営の管理栄養士さんも良い人達ばかりで。本当有難い。

基本的な仕事は献立作成や発注といった栄養士業務なのですが、労務管理や売上管理等の責任者ならではの仕事も入ってくるので、その辺が今までとは違いました。かなり数字と向き合ったなと思います。それも、慣れないタイプの数字。

比較的平和な職場だったのですが、ここで起きた大きな事件が1つあります。パワハラです。ある同僚の栄養士さんの、注意する時の言い方や口調がかなり強かったんです。でも最初はそこまで頻回ではなく、正論を言ってたので言い方きついなーくらいで大きな問題ではなかったんです。が、それが段々理不尽になり人格否定になり、さらに特定の人にだけ集中するようになっていったんです。
私もですが、さすがに周りも見過ごせないレベルとなり、職場全体の雰囲気が悪くなった時期もあったんですね。当事者が私よりも年上だった事もあり、エリアの上司に相談しました。それから指示を受け、当事者以外の全員で記録を残し、それを上司に提出して当事者との二者面談をする事になりました。結果、当事者は他事業所に異動になりました。

責任者の仕事の中で、何か問題が起きた時にどう対処するか、というところは本当に勉強になりました。特に、責任者としてどういう対応を取るべきなのか、とかはすごく考えたしなるべく行動もしていました。私は怒るのが苦手なのですが、さすがにこれは怒らないといけないという時は、年上でも怒っていました。でも、先程のパワハラ当事者に関しては、私が怒るとどうなるか、など考えた上で上司に連絡しました。恐らく私が注意しても変わらないし、むしろ悪化すると思ったからです。

この事業所での良かった点は、数字を扱う業務に携われた事、責任者としての対応を考える事で、責任者側の思いを知れた事、何かを変えるには記録が必要な事です。あとは、長い期間ルールに縛られた献立をしていたので、ある程度自由に献立が作れた事ですね笑
縛りが多かった時はルール重視で料理の組み合わせはそっちのけだったので、普通の感覚で献立が出来て、感覚を取り戻せて良かったと思いました。

大手委託給食時代まとめ ~良かった事と悪かった事~

だいぶ長くなりましたが、まとめに入ります!

良かった事
・色々な設備や施設での調理経験が出来た(真空調理など)
・食材の大体のグラムや栄養量が感覚で分かるようになった事
・献立を通して交渉術が身についた事
・責任者業務で数字を扱う仕事に携われた事、責任者としての対応を学べた事
・何かを変えるには記録が必要な事

各項目でも書いていた事ですが、まとめてみると、やはり委託給食は調理から労務管理まで、幅広く経験する事が出来るなぁと改めて思います。これらは私の財産です。
また、今回すごく良かったと思う事は、そのエリアの人達が、どの事業所に行っても本当に良い人ばっかりだった事。2ヵ所目の事業所責任者も、私の仕事との関わりでは色々思う事がありましたが、本来は面倒見がよく(主に厨房内の若い子たちに対して)、厨房内では的確に指示出しをしていたりと、すごいなぁと思うところもあったし、普段は普通にお喋りとかはしてました。

委託給食って場所によっては本当に人が冷たいとか、とっつきにくいとかあるので、その点は本当に恵まれたなと思いました。辞める時も皆さん背中を押してくれましたし。(キャリアアップの為という前向きな理由だったからですよ!嫌だから辞めたのであれば、良い顔はしてくれなかったと思います。)

次に、悪かった事いきましょう!

悪かった事
・残業は結構あった事(特に2ヵ所目だけど、全体的に)
・残業に加えて持ち帰りも多かった事(主に2ヵ所目)
・やっぱり何かしらの問題は起きる事
・休みの日でも電話がかかってくる事

基本的に働き方の部分が多いですね。残業、持ち帰り、休みの日の電話対応…私だけではなかったし、当時は特に何とも思ってなかったけど、今思えばブラックだなぁと思いますね。
あとは、大なり小なり問題が色々起こる事。小さな事はあまり書いていませんが、例えば後輩の大きな発注ミスの対応で、㎏単位の買い出しに行った事もありました。段ボール抱えて戻りました笑

臨床の給食現場経験を増やす、自分の成長が通用するか試す、といった当初の目的は達成したし、それ以上の経験を得られたかなと思っています。個人的には大満足。

最後に ~何故辞めたのか~

辞めた理由は、上記にもちらっと書きましたが、キャリアアップの為です。3ヵ所目に異動して半年経たないくらいの時に、大学時代のゼミの先生から連絡がきました(卒業後もちょこちょこと連絡とってます)。その時に病院直営の管理栄養士の仕事を紹介され、二つ返事で受けますって言ったんです。

もちろん紹介といっても声がかかっただけで、実際に受かるかどうかは面接次第との事でした。結果受かったんですけどね。でも、委託給食の人達が良い人達過ぎたので、辞めるのは正直名残惜しかったです。でも、自分の今後のキャリアを考えると、良い年齢での良いお話だったので、今は受けて良かったなと思います。恐らくこの時に受けていなければ、ずるずると委託にいた気がします。委託から直営って、何となくハードル高く思っていたので。

ちなみに、この管理栄養士の求人の条件が、現場経験者との事でした。なので、委託給食で現場経験を積む事は、病院直営としても求められる事なんだなと実感した体験でしたね。
だから、現在委託給食で働いている皆さん!自信を持ってくださいね!

委託給食での業務は、管理栄養士の全ての仕事の基礎ですよー!!

という事で、大手委託給食時代でした!2つに分けて読んでくれた方、ありがとうございました!
次回は病院直営管理栄養士時代です。お楽しみに★

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