どうもこんにちは!今回は委託給食と直営病院の違いについてまとめます!
・委託給食から病院直営に転職したいけど、自分に出来るのか不安…
・就職や転職で委託給食に行くか病院直営に行くか迷う…
・委託給食はブラックって聞くけど、病院直営はホワイトなの?
という疑問をお持ちのあなた!どちらも経験した私が解説しますよー!私の経験ベースになりますが、参考にしていただけたらと思います。
※今回比較する委託給食は、病院での勤務を想定しています。社員食堂等は経験ないのですみません…また、病院直営も委託給食が入っている前提ですのでよろしくお願いします。
違い①:人間関係
まずは人間関係ですね。それぞれの特徴は以下の通りです。
〇委託給食
メリット:色んな人と関われる、合わなければ別の事業所に異動も可能
デメリット:色んな人がいるので、色んな意見に挟まれたり、トラブル多め(癖のある人が多い印象)
委託は特に人間関係が悪いとよく言われますが、それは場所による印象ですね。良いところは良かったし、もう無理!ってなった事もあります。でも、委託は上司に言えば異動もできるし、色んな人がいるからこそ生涯付き合える仲間が出来るし(今でも付き合いある人もいます)、その辺りはメリットかなと思います。
次は病院直営です。
●病院直営
メリット:委託給食ほど癖のある人が少なく、付き合いやすい(個人的意見)
デメリット:管理栄養士の人数が少ない為、相性が合わなければ逃げ道がない
委託給食が広く浅くなら、病院直営は狭く深く、という人間関係になるイメージです。狭いからこそ、人が合わなければ続けるのが難しくなる事もあるかと思います。異動とかもないですしね。
違い②:給料
次は給料です。以下の特徴があります。
〇委託給食
メリット:人手不足と残業で給料は高い、手当が良い
デメリット:賞与月数が少ない(ボーナスの割合が少ない)
委託給食は最近は特に人手不足という事もあり、基本給も高く設定されてきています。残業も多いので、それなりに給料は高いです。会社によりますが手当が良い事も多く、早出/遅出手当や家賃手当、食事手当は手厚い気がします。ただ、ボーナスの月数は病院直営と比べて少ない印象です。
次に病院直営です。
●病院直営
メリット:賞与月数が多い
デメリット:基本給が安く、残業代もほぼない、手当が少ない
これ、委託給食から病院直営に転職した時に一番感じた違いです。残業代も含むので良し悪しですが、私の場合、リアルに手取り10万円の差がありました。委託給食に比べ、手当が少ない事も多いです。ただ、ボーナスだけは月数が多く、直営に転職した後初めてのボーナスはテンションが上がった記憶があります。
違い③:残業・休み
続いて残業や休みについてです。以下特徴です。
〇委託給食
メリット:ほぼなし(笑)
デメリット:残業めちゃめちゃある、休み取りにくい、予定が崩れる事がある
私が委託にいた頃より、今はまだ少しはマシになっているとは思いますが、とにかく残業が多い(月100時間とかざらでした…)。あと、休みを取っていても、色んな人が急に休んだりする為シフトの変更が頻繁にあります。外せない予定があれば断れる事もありますが、社員だと予定をキャンセルしてでもシフトの穴埋めをする事もありました…
次に病院直営です。
●病院直営
メリット:休みは基本きっちり取れ、残業ほぼなし!場所によってはカレンダー通りに休める
デメリット:平日の休みが取りにくかったり、月の休日日数が少ない場所もある(場所による)
病院直営は正直、本当に場所によると思います。カレンダー通りのところもあればシフト制のところもあり、月の休日日数も様々です。ただ残業はほぼないところが多い印象です。ただし、委託給食が入っていない完全直営の場合は、委託給食とあまり変わらないかもしれません。(経験ないのではっきりとは言い切れませんが…)
番外編:それぞれの向き不向き
違い3選とは関係ありませんが、それぞれの働き方に向く人と向かない人を、私なりにまとめました!
まずは委託給食からです。
〇委託給食
向く人:飽き性の人、身体を動かすのが苦じゃない人、人と関わるのが好きな人
向かない人:人と関わるのが苦手な人、作業中はとにかく邪魔されたくない人
忍耐や根性みたいなものを想像した方もいると思いますが、それは後から付いてくるので(私がそうだったので)、本質的にはこれかなと思います。飽き性の人は異動すれば続けられるし、身体を動かす業務は必須だし、個性的な人が多いので、人と関わるのが苦な人は向かない、という感じですね。後は、業務中に想定外の事が頻繁に起こるので、臨機応変な対応が求められます。それも後から付いてくるスキルと思いますが、性分として作業中に横やりが入るのがとにかく嫌な人は向かないかなと思います。
続いて病院直営です。
●病院直営
向く人:国試の範囲全般の知識がある人、勉強が好きな人、意見を言える人
向かない人:勉強が苦手な人、マニュアル通りに働き続けたい人
委託が入っている病院直営は給食管理は必要ないと思っている方がいますが、委託からの書類について、保健所監査の時に説明を求められる事があるので、ある程度の知識は必要になります。その他、学会発表の時に公衆栄養学を使う事があったり、割と国試の範囲全般を扱うので、そこは注意してほしいです。また、医療の研究は日進月歩なので、常に勉強し続ける姿勢が必要だし、2年に1回診療報酬改定がある為、内容によっては業務変更を余儀なくされる事もあります。つまり、マニュアル自体が変わるんです。思っている以上に病院直営は知識が必要だし、それを学び続けられる姿勢と変化への対応も求められるかと思います。
まとめ:どちらもメリット・デメリットがある!
今回は委託給食、病院直営の違いについて書きました。どちらにもメリットやデメリットがあります。これからの就職や転職に役に立てばと思います。
ちなみに…
私は本質的には委託給食向きです。飽き性で一所にじっとしていられない性分だし、身体を動かすのも人と関わるのも好きだからです。でも、管理栄養士のキャリアだったり、今の生活スタイルを考えると、病院直営という答えになっています。勉強も好きなので、一応どちらにも適性はあるんですけど、どちらかというと、委託給食かなって思います。委託の頃、大変だったけど楽しかったなぁ…
要領の良さや臨機応変な対応、忍耐力はどちらに行っても必要なスキルだし、働いているうちに自然と身に付くものだと思います。また、向かない人でもやりたい気持ちがあればやれます。結局はやる気です!(急な精神論…笑)皆さんのやりたい事をやるのが一番なので、自身の将来を考える材料になればと思います。
今回は以上です!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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